クラシックファンとって、年末年始は、第九とニューイヤーコンサートですが今回は「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」のニューイヤー・コンサートについて簡単に触れてみたいと思います。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤー・コンサートは、毎年1月1日にウィーンの名高いウィーン楽友協会大ホール「ムジークフェラインザール」から、世界70カ国に向けて同時にライブ放送される名門「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」による歴史あるクラシックのコンサートです。
ちなみに、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤー・コンサートは、1939年にウィーン出身の名指揮者であるクレメンス=クラウス(1893~1954年)により初めて開催された歴史があります。
なお、演奏される曲は、ウィーンにちなんだ曲の中でもワルツ、ポルカなどで構成。
特に、ヨハン=シュトラウス一家(1世、2世、2世の弟ヨーゼフ)の作品が主体に演奏され、コンサートを統率する指揮者も毎年変わるユニークな型式です。
またこれらの曲目も、毎年指揮者が変わるので、これに合わせて曲目も変わるのですが、毎年演奏されるお決まりの曲については各々の指揮者の持ち味で脚色されるのも見どころです。
特に、コンサートの最後に必ずアンコール曲として演奏されるヨハン=シュトラウス1世の「ラデツキー行進曲」」作品228は、観客達が毎回演奏に合わせて手拍子する光景があり、大いに賑わいを見せる特徴があります。