バッハの6つの無伴奏バイオリンソナタ
第6曲「パルティータ第3番ホ長調」BWV.1006(その7)
この曲集のパルティータとしては、最後の曲になる第3番は、次の6楽章形式で構成されています。
第1楽章「プレリュード ホ長調 、 3/4拍子」、
第2番「ルール ホ長調、 6/4拍子」、
第3楽章「ガボットとロンド ホ長調、2/2拍子」、
第4楽章「メヌエット ホ長調、3/4拍子」
第5楽章「ブーレ ホ長調、2/2拍子」、
第6楽章「ジグ ホ長調、6/8拍子」となっています。
この曲の特徴は、全6楽章がホ長調で構成されている為か、全体に華麗な旋律を基調としながらも明朗な曲調が随所に見られるところにあると言えるでしょう。
また、1つ前のパルティータ第2番二短調と同様に、全6曲の中でもバッハの作品においても名高い曲であり多くの人々に愛され続けているのです。
特に、第1楽章のプレリュードと第3楽章のガボットとロンドは、人気があり、ラフマニノフ(1873-1943年 ロシア:旧ソビエト連邦)もこの曲の1部を編曲している程です。
また名演奏家達が、競って自己の技巧性高い演奏を録音しています。