ビバルディのバイオリン協奏曲「ラ・ストラバァガンツァ」について(3)

ビバルディは数多くのバイオリン協奏曲を作りましたが、なかでも「ラ・ストラバガンツァ」とは、<風変わりな>という意味。
当時の協奏曲の構成としては、斬新な曲調であったことから、この副題が命名されているものであると考えられます。

前回、前々回と、この「ラ・ストラバガンツァ」の楽章構成を4曲ずつ書いてきましたが、今日は残りの4曲の楽章構成を記します。

9.バイオリン協奏曲第6番ト短調 RV 316a Op.4-6
第1楽章:<アレグロ>
第2楽章:<ラルゴ・カンタービレ>
第3楽章:<アレグロ>

10.バイオリン協奏曲第4番イ短調 RV 357 Op.4-4
第1楽章:<アレグロ>
第2楽章:<グラーベ>
第3楽章:<アレグロ>

11.バイオリン協奏曲第5番イ長調 RV 347 Op.4-5
第1楽章:<アレグロ>
第2楽章:<ラルゴ・カンタービレ>
第3楽章:<アレグロ・モデラート>

12.バイオリン協奏曲第1番変ロ長調 RV 383a Op.4-1
第1楽章:<アレグロ>
第2楽章:<ラルゴ・カンタービレ>
第3楽章:<アレグロ>

なお、第6番第1楽章アレグロの旋律は、ト短調の哀愁を帯びた曲調が印象深く、ビバルディ独特の音の世界に引き込まれてしまうような面持ちがある魅力的な曲です。
演奏としては、やはりここでもとりわけ洗練された巧みな独奏と合奏を聴かせてくれるイ・ムジチ合奏団を個人的にはお薦めいたしますが、今ではCDなどは、入手困難とも言われています。