バロック時代後期のオペラ(8)ビバルディのオペラその2

バロック時代後期のオペラ(8)
ビバルディのオペラその2

1713年からは、ピエタ養育院音楽学校の「協奏曲長」のポストに就き、またサン・タンジェロ劇場の興行師の役にも抜擢されております。

1714年には、サン・タンジェロ劇場で「狂人を装うオルランド(RV.727)」を初演し、ここでも人気を博したと言われ、ビバルディのオペラ作曲が起動に乗り始めた時期でもありました。

以下に現存する作品のうち、更に6曲程を記します。

7.ドリクレア (RV.708)<RV.706の別稿となります。>、
8.テンペーのドリッラ(RV.709 )、
9.テルモドン川のヘラクレス(RV.710)、
10.ファルナーチェ(RV.711)
11.忠実な妖精 (RV.714)、
12.マケドニア王フィリッポス(RV.715)<3幕のみ作曲され、残りは散逸しています。>

などがあります。

劇場の運営に当たっては、経験のある劇場支配人が不可欠でありましたが、ビバルディの時代には興行師があらゆる業務を司る役目を担っており、ビバルディ自身も作曲活動の傍ら相当多忙な日々をおくったことであろうと考えられます。

実際の運営は、事前に劇場所有者への挨拶周り、有力な後援者の発掘、出演者の契約交渉、配役のわりふり、上演当日は入場券の販売まであったと言われております。