バロック時代後期のオペラ(9)歌劇「バヤゼット」

バロック時代後期のオペラ(9)
歌劇「バヤゼット」(RV.703)について

ここでは、前述でご紹介した歌劇「バヤゼット」(RV.703)について、少々触れておきたいと思います。

「バヤゼット」は1735年にベローナ、フィラルモーニコ劇場で初演があった、と言われております。
物語としては、15世紀の世界史上に残る『アンカラの戦い』をモチーフにした内容となります。
西洋歴史において名高いアンカラの戦いは、1402年7月20日にダッタンの皇帝タメルラーノとトルコのバヤゼットが現在のトルコの首都アンカラ北東部で大決戦を繰り広げた戦闘であったと言われております。

台本は、ダッタンの皇帝タメルラーノと、ダッタンに幽閉されているトルコ皇帝バヤゼットとの名誉をかけた争いを描いており、これら異国の2人の皇帝の登場に加えて、バヤゼットの娘アステリアをめぐる三角関係が絡み合う展開でシナリオ化されております。

以下に、現存する作品のうちから、更に6曲程を記します。

13.ジュスティ―ノ(RV.717)、
14.グリゼルダ (RV.718)、
15.ダリオの戴冠 (RV.719)、
16.オリンピアーデ(RV.725)、
17. 狂人を装うオルランド(RV.727)、
18.怒れるオルランド(RV.728)

などがあります。