バッハのインべンションBWV772~BWV773(その2)

バッハのインべンションBWV772~BWV773(その2)

前回に続いて、インベンションの紹介となります。
ここではBWV772~786までの全15曲、各々の特徴を簡単に触れていきたいと思います。

まず今回は、1番と2番についてです。

第1番・ハ長調 BWV772「4/4拍子」
15曲あるインベンションの中でもとりわけ名高いが第1番ハ長調です。
この曲の主題は、16分音符と8分音符の絶妙な組み合わせから構成されている独特な特徴があり、個人的には一度聞くとしばらく耳に残る旋律が印象的です。

第2番・ハ短調 BWV773 「4/4拍子」
第1番とは対象的に、第2番は短調で作られています。
冒頭では、下降していく音階をモチーフにした主題が特徴的です。また、前半の10小節と後半の6小節目までは2小節遅れとなる厳格なカノンが特徴です。

なお、カノンとは複数の楽器または声部が、同じ旋律で異なるタイミングでそれぞれが演奏または合唱をする様式の曲となります。